写真集18:会津線・第一大川橋梁「桑原駅-湯野上駅」
会津線(現会津鉄道)桑原駅(現芦ノ牧温泉南)付近はダムが出来たため湖底に沈んでしまい、大きく様変わりしてしまった場所です。今は当時の風景を見ることは出来ません。
・・・道路からの眺める風景はバックの山並みの織り成す起伏が季節毎に緑、赤、白色へと変化する様は自然の造形の素晴らしさを感じることができました。 季節は冬、豪雪地帯の会津に冬らしい風景をもたらしてくれます。
桑原駅を出発した列車は谷間に木霊する汽笛をならしたのち鉄橋を渡っていきます。
道路からみると第一大川橋梁を渡っていく列車が豆粒のように見えます。風景の雄大さに比べるとなんとも「おもちゃチック」な光景でした。・・・
この場所を再度訪れたのは30年後となります。
昔あったであろう、集落、桑原駅、第一大川橋梁は大川ダムで堰き止められて出来たダム湖、若郷湖の底に沈んでしまいました。
列車は湯野上温泉駅付近から新しい線路に付け替えられ、少し高い所を走っています。(写真4枚目)
旧道と思われる道は車両の通行が規制され、徒歩での散策となりました、道路端は草が背丈以上の伸び、湖や対岸を望むことができません。
ようやく、当時の写真を撮影したと思われる場所に着きましたが、脚立を利用してようやく対岸を見ることができました。
30年の時間の流れを感じた時でした。(2003年10月)
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